継続は力なり

タイトル通り定期的な更新を心掛けるブログです。

ギルド型組織「データラーニングギルド」への参加した経緯と来年の抱負

タダです.

この記事は,データ分析人材のキャリア(データラーニングギルド)アドベントカレンダーの11日目の記事になります.先月からオンラインサロンの「データラーニングギルド」に参加させてもらっているのですが,今回は参加した経緯と来年の活動予定(抱負)を書いていきたいと思います.

qiita.com

データラーニングギルドとは

データラーニングギルド」とは,データ分析のキャリア形成していく同じ志を持つ仲間を見つけたり,データ分析で勉強した知識を試す機会を得られたりとデータ分析の文脈において幅広い活動をすることができるコミュニティです.公式サイトでは下記の引用文で説明されています.

当ギルドでは、そんなデータ分析人材が活躍できるようにするため、互いに情報を交換しながらキャリア構築をしていく環境、学習や仕事の獲得できる仕組み、実際の課題や実データなど、ありとあらゆるものを提供して行きます。

data-learning.com

コミュニティに参加した経緯

僕が「データラーニングギルド」に参加した経緯として,データ分析の分野への興味がもともとあるのですがどうキャリア形成していけばいいか,また勉強した知識を実践する力を養っていきたいと考えたからです.そもそもデータ分析分野への興味を持ったのはクラウドに関わる仕事をしていて,クラウドを基盤にした分析やデータの活用の領域に自分が強くなることでクラウドの利活用ができ,お客様にも価値提供していきたいという想いからです.また,難しい分野(データ分析にまつわる技術)を理解し技術を扱えるようになるのが自分のモチベーションの源泉の1つです.

ただ,実務でデータ分析の専門知識や経験を積んでいくことは直接関わる業務を扱っているわけではないため,先に業務に携わる方々からキャリア形成のための情報を得たり,インプットしてきた知識をどう活かせばデータ分析の実践力を磨けるのかを学びたいと思い参加させてもらっています.

来年の活動予定について

先月からデータラーニングギルドに参加したので,これから(来年以降)どんな活動をしていきたいかについて自分の気持ちを整理しておきます. 「データラーニングギルド」でデータ分析において来年注力したいと考えていることが2つあります.

技術のインプットとキャリア形成の明確化

1つ目は,データサイエンティストのオンライン入門講座の受講による技術力のインプットとキャリア形成の明確化です.データラーニングギルドに参加した理由の1つであるキャリア形成の部分ですね.データ分析の文脈でいろんな書籍やネットの情報を見てきました.ただ,どうキャリア形成していくかが明確になっていなかったところを実務に携わる,村上さんの講座を受けながらインプットで実務に生かす技術を学ばせていただきつつ,メンタリングもしていただけるので自分が曖昧だったキャリアをどう築くかを明確化していきたいと考えています.

twitter.com

Kaggle への参加とメダルの獲得

2つ目は,Kaggle への積極的な参加とメダル獲得です.1つ目でインプットした能力を実際にアウトプットしていく経験を来年にたくさん積んでいきたいと考えています.既にギルドの有志の皆さんと以下のコンペに参加させてもらっているのですが,他の方はバシバシ進めているものの自分はまだまだなので,様々なコンペへ参加して実践の場を増やしたいです.

www.kaggle.com

そしてゆくゆくは1つの目標としてメダルを取れるほどの技術力を養っていきたいです.

まとめ

データラーニングギルド」の参加した経緯と,来年への抱負を記事にまとめました.「データラーニングギルド」の活動を通じて今年以上に自分がやりたいと思ったデータ分析の技術を磨いていきたいです.

re:Invent 2019 のアップデート情報をキャッチアップするためのリンク集

タダです.

re:Invent 2019 が終わりました.今年も re:Invent の開催前から怒涛のサービスアップデートや機能アップデートアナウンスがあり,本編の Keynote でも発表が行われたりとまさにお祭りイベントを象徴する出来事ばかりだったと思います.あまりにたくさんのアップデートにキャッチアップが追いついていない人やキャッチアップしなきゃと焦りを感じている人もいるのではと思います.僕もその一人としてこの記事で re:Invent のアップデートに関する情報を集めたり,整理していくためのリンクをまとめられればと思います.

急いで情報を追いたい人向け

まずは,概要レベルでもいいので急いで情報を追いたい方向けの各種リンクです.

AWSJ 公式サイトトップページ

AWSJ 公式サイトではトップページに re:Invent で発表されたサービス一覧を用途ごとに紹介しています.どんな用途のサービスがアナウンスされたかを知るために有用かと思います.

aws.amazon.com

20191206 AWS Black Belt Online Seminar AWS re:Invent 2019 アップデート速報

AWSJ さんによるスライドでアップデートを振り返ることができます.急ぎでかつ概要を移動中にも終えるので導入の情報として最適です.ただ,見てもらうとわかるのですが230Pのスライドになっているため根負けしないのが第一条件ですw

www.slideshare.net

AWS re:Invent アップデート速報

AWSJ さんのブログです.日毎にまとめられているので,どの日にどんなップデートがあったかをさらうことができます.

re:Invent 2019 12月1日のまとめ aws.amazon.com

re:Invent 2019 12月2日のまとめ aws.amazon.com

re:Invent 2019 12月3日のまとめ aws.amazon.com

re:Invent 2019 12月4日のまとめ aws.amazon.com

re:Invent 2019 12月5日のまとめ aws.amazon.com

Developers.IO AWS re:Invent 2019 – シリーズ –

クラスメソッドさんの re:Invent 期間中のセッションや各種イベントに参加されたレポート記事も現地の情報をさらうのにオススメです.約80人近く参加されていた記憶なので充実度が高いです.すごい.

dev.classmethod.jp

じっくり情報を追いたい人むけ

続いて,じっくりと時間をかけてでもアップデートをさらいたい方向けの各種リンクの紹介です.

YouTube の動画

Keynote

まず, Andy Jassy 氏や Werner Vogels 氏による Keynote 動画です.re:Invent の目玉アップデートは Keynote でまとめて紹介されます.そのため,背景やどう行った取り組みによって生まれたアップデートかを追うためには Keynote でじっくり追うことが可能です.ただ,全編が英語かつ,長いものは2時間以上の動画になっているのでその点は注意です.余談ですが,本編の導入前に小ネタを挟むようになったんだなーと思いましたw

AWS re:Invent 2019 - Monday Night Live with Peter DeSantis www.youtube.com

AWS re:Invent 2019 - Keynote with Andy Jassy www.youtube.com

2019 re:Invent Global Partner Keynote with Doug Yeum www.youtube.com

AWS re:Invent 2019 - Keynote with Dr. Werner Vogels www.youtube.com

Session

各 Session に関する動画です.英語の動画のため内容が追いきれないものはクラスメソッドさんのセッション記事と合わせて読むと良いと思います.

AWS re:Invent 2019 Breakout Sessions | AWS Community 再生リスト

AWS re:Invent 2019 Breakout Sessions | Global Partner Summit 再生リスト

AWS re:Invent 2019 Breakout Sessions | Sponsorship 再生リスト

Podcast

AWS 公式 Podcast です.こちらも英語にはなりますが,移動中の聞き流しに最適です.

#346: AWS re:Invent 2019 Episode 1 aws.amazon.com

#347: AWS re:Invent 2019 Episode 2 aws.amazon.com

#348: AWS re:Invent 2019 Episode 3 aws.amazon.com

#349: AWS re:Invent 2019 Episode 4 aws.amazon.com

まとめ

re:Invent 2019 でのアップデートをキャッチアップするための情報源をまとめました.他の媒体でも言及されているものがありますが,公式の情報を中心に整理していきました.この記事が何かの情報収集の一助になれば嬉しいです!

2年間毎週ブログを書くことで変わったこととコミュニティの存在について考える

タダです.

この記事は『write-blog-every-week』のアドベントカレンダー1日目の記事です.

adventar.org

write-blog-every-week とは

write-blog-every-week』は毎週月曜日から日曜日までの間にブログに目標にしている記事を作っていくこととその記事作成をみんなで後押しする会です. ブログのテーマは問わないことになっています.僕は5月によしたく(id:yoshitaku_jp)さんに誘っていただいて参加させてもらいました.

各メンバーの記事はこのサイトから見ることができるので興味ある人はぜひご覧ください!

このコミュニティに参加する前から僕は週に1度はブログ記事を作ってくことを2年継続しています.今回はブログを書き続けることで変わったことと,継続していくことのコミュニティの存在について考えてみます.

ブログを継続することで変わったこと

ブログを書いて,書いたブログを Twitter でつぶやいたりし続けてきて,初めて会う人から「ブログをよく書いていますよね」と言ってもらう機会が増えました.継続することでブログを書いている人という認識が社内外問わず広がった印象があります.僕がよく書くテーマとして AWS のトピックがあるんですが,AWS を使っている方々が Twitter で言及してもらったり,ブログの読者に登録してもらったりブログをきっかけにたくさんの人と縁ができました.

ブログが多くの人に認識してもらうようになったのは,カック(id:kakku22)さんのブログメンタリングのおかげだと思っています.僕は2019年1月~3月までブログメンタリングをしてもらったのですが,テーマの探し方,記事の深堀の仕方,タイトルのつけ方まで小さなことから大きなことまで幅広く見ていただいたおかげです.僕はカックさんに憧れてブログを続けてきたのですが,カックさんのブログメンタリングも2周年とおっしゃっていました.僕のようにブログを進化させたいと思っている人,技術深耕をサポートしてほしいと思っている方,知名度をあげたいと思っている方はカックさんの胸を借りてみましょう!

継続年数が3年目に入るためAWS 以外の切り口で Python,データ分析,コンテナに関わる発信も力を入れていきブログをきっかけに人との繋がりを広げたいと思っています.

コミュニティの存在

次に,ブログを継続していくことに関するコミュニティの存在についてです.

write-blog-every-week』は Slack 上でコミュニティメンバーとコミュニケーションをとります.自分が週に何記事書くかを登録しておけば月曜日になった時からブログを書く通知が飛んできます.この通知がいいプレッシャーになります.1人でやっていたら自分のルールを守れなくても何の痛みもないですが,他の人と一緒にやっていることだとそれがいいプレッシャーになって尻を叩かれた気持ちになります.

また,コミュニティーでは記事に対してリアクションをつけたりコメントを入れるといったことやネタ出しに困っている人のサポート,技術的な質問にも回答していたりもします.コミュニティー全体で,ブログを書き続けることの楽しみ,技術を楽しむことに重きを置いたやり取りをする場になっているなと感じます.新しい技術テーマを入れたブログでもっといい刺激をコミュニティーに加えられるように頑張っていきたい所存です 💪

まとめ

ブログを書き続けることと,ブログを定期更新するコミュニティーに所属してみて,その影響を考えてみました.1つのことを続けることと,継続を支援してくれるコミュニティーはとてもありがたい関係で成り立ってるなぁと感じます.ブログもコミュニティーでの活動も2020年も関わって続けていきたいです!

明日は このすみ( id:konosum)さんが担当になります!

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カックさんとの記事はこちらより!

sadayoshi-tada.hatenablog.com

sadayoshi-tada.hatenablog.com

Terraform のバージョンを『v0.11』から『v 0.12 』へアップグレード!

タダです.

2019年も残すところ1ヶ月ほど...今年のやり残しは今年のうちに一つずつ片付けたい思いで自分の環境の Terraform のバージョンを v0.11 から v0.12 へアップグレードしたので対応方法を整理しておきます.

www.terraform.io

v0.11 から v0.12 のアップグレードの対処

terraform 0.12checklist コマンド実行の準備

それでは,実際に対処についてまとめていきます.まず,v0.12へ上げるためのプレアップグレードチェックコマンドを実行するためにv0.11.14にバージョンアップします.Terraform のバージョン管理は tfenv で行っています.バージョンアップ後,terraform 0.12checklistを実行してみたらLooks good! We did not detect any problems that ought to be addressed before upgrading to Terraform v0.12 と表示されたので特に問題なくv0.12に上げられることを確認しました.

github.com

$ terraform -v
Terraform v0.11.13

Your version of Terraform is out of date! The latest version
is 0.12.16. You can update by downloading from www.terraform.io/downloads.html

$ tfenv install 0.11.14
[INFO] Installing Terraform v0.11.14
[INFO] Downloading release tarball from https://releases.hashicorp.com/terraform/0.11.14/terraform_0.11.14_darwin_amd64.zip
######################################################################## 100.0%
[INFO] Downloading SHA hash file from https://releases.hashicorp.com/terraform/0.11.14/terraform_0.11.14_SHA256SUMS
tfenv: tfenv-install: [WARN] No keybase install found, skipping GPG signature verification
Archive:  tfenv_download.yGld76/terraform_0.11.14_darwin_amd64.zip
  inflating: /Users/tada/.tfenv/versions/0.11.14/terraform
[INFO] Installation of terraform v0.11.14 successful
[INFO] Switching to v0.11.14
[INFO] Switching completed
$ terraform 0.12checklist
Looks good! We did not detect any problems that ought to be
addressed before upgrading to Terraform v0.12.

This tool is not perfect though, so please check the v0.12 upgrade
guide for additional guidance, and for next steps:
https://www.terraform.io/upgrade-guides/0-12.html

v0.12へモジュールを変更する

v0.11からv0.12への移行は,Terraform のバージョンだけでなく,Terraform のモジュールもv0.12のものに変更する必要があります.まずは,Terraform のバージョンをv0.12へあげます.その後, tf ファイルがあるディレクトリに移動して terraform 0.12upgradeコマンドでモジュールを上書きします.

All other commands: 0.12upgrade Rewrites pre-0.12 module source code for v0.12

tfenv install 0.12.1
[INFO] Installing Terraform v0.12.1
[INFO] Downloading release tarball from https://releases.hashicorp.com/terraform/0.12.1/terraform_0.12.1_darwin_amd64.zip
######################################################################## 100.0%
[INFO] Downloading SHA hash file from https://releases.hashicorp.com/terraform/0.12.1/terraform_0.12.1_SHA256SUMS
tfenv: tfenv-install: [WARN] No keybase install found, skipping GPG signature verification
Archive:  tfenv_download.RQsRDE/terraform_0.12.1_darwin_amd64.zip
  inflating: /Users/tada/.tfenv/versions/0.12.1/terraform
[INFO] Installation of terraform v0.12.1 successful
[INFO] Switching to v0.12.1
[INFO] Switching completed

$ terraform help
Usage: terraform [-version] [-help] <command> [args]

~中略~
All other commands:
    0.12upgrade        Rewrites pre-0.12 module source code for v0.12
~中略~

Terraform のバージョンを上げたので,続いてterraform 0.12upgradeコマンドを実行してみたところError: failed to load provider "aws": Incompatible API version with plugin. Plugin version: 4, Client versions: [5] と Terraform のプラグインでエラーが出ました.こちらに対応していきます.

$ terraform 0.12upgrade

This command will rewrite the configuration files in the given directory so
that they use the new syntax features from Terraform v0.12, and will identify
any constructs that may need to be adjusted for correct operation with
Terraform v0.12.

We recommend using this command in a clean version control work tree, so that
you can easily see the proposed changes as a diff against the latest commit.
If you have uncommited changes already present, we recommend aborting this
command and dealing with them before running this command again.

Would you like to upgrade the module in the current directory?
  Only 'yes' will be accepted to confirm.

  Enter a value: yes

-----------------------------------------------------------------------------

Error: failed to load provider "aws": Incompatible API version with plugin. Plugin version: 4, Client versions: [5]

Terraform プラグインエラーの対応方法

調べてみたところ,$HOME/.terraform/plugins 配下の terraform-provider-aws_xxxプラグインを削除し,導入し直すコマンドを実行すればエラーを解消できる情報を発見したので試してみたところ,エラーを解消してモジュールのアップグレードも完了しました.

$ rm .terraform/plugins/darwin_amd64/terraform-provider-aws_v2.6.0_x4
$ terraform init -get-plugins=true -reconfigure

Initializing the backend...

Initializing provider plugins...
- Checking for available provider plugins...
- Downloading plugin for provider "aws" (hashicorp/aws) 2.39.0...

Terraform has been successfully initialized!

You may now begin working with Terraform. Try running "terraform plan" to see
any changes that are required for your infrastructure. All Terraform commands
should now work.

If you ever set or change modules or backend configuration for Terraform,
rerun this command to reinitialize your working directory. If you forget, other
commands will detect it and remind you to do so if necessary.
blackeyes01-1875 :: ~/terraform_sample » terraform 0.12upgrade

This command will rewrite the configuration files in the given directory so
that they use the new syntax features from Terraform v0.12, and will identify
any constructs that may need to be adjusted for correct operation with
Terraform v0.12.

We recommend using this command in a clean version control work tree, so that
you can easily see the proposed changes as a diff against the latest commit.
If you have uncommited changes already present, we recommend aborting this
command and dealing with them before running this command again.

Would you like to upgrade the module in the current directory?
  Only 'yes' will be accepted to confirm.

  Enter a value: yes

-----------------------------------------------------------------------------

Upgrade complete!

The configuration files were upgraded successfully. Use your version control
system to review the proposed changes, make any necessary adjustments, and
then commit.

まとめ

Terraform のバージョンを0.11 から 0.12 へアップグレードした時の対処をまとめました.2019年11月27日時点ではバージョンがv0.12.16になっています.v0.12になると以前と変化点もあるため対処方法を確認して対応していきたいですね.この記事で何か参考になることがあれば幸いです!

www.hashicorp.com

最後にTerraform の勉強でお世話になっている『実践Terraform AWSにおけるシステム設計とベストプラクティス』が安く販売されているようなので検討中の方は今がチャンスです!

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データアナリストとデータサイエンティストの登竜門! 『Data Gateway Talk vol.4』初参加レポート

タダです.

11/21 開催の 「Data Gateway Talk vol.4」にブログ枠として参加させてもらったのでイベントの模様をレポートとして書きます.

data-gateway-talk.connpass.com

今回の会場はレコチョクさんのオフィスでした.社内 BGM がたくさんの曲が流れており音楽好きな僕としてはテンションあがりました! オフィスもとても綺麗✨

f:id:sadayoshi_tada:20191121191305j:plain f:id:sadayoshi_tada:20191121191332j:plain

勉強会の趣旨

勉強会の趣旨は,下記の通りですが最近様々な勉強会が増えたが,ツヨツヨな内容になっていることが多い...そんな背景から若手のデータアナリストやデータサイエンティストの「登竜門(Gateway to Success/成功への第一歩)」になることを目指す勉強会というテーマがとても素敵だなーと思いました.次回以降に僕も登壇していきたい!

Data Gateway Talkはデータアナリスト/データサイエンティストの 登竜門(Gateway to Success)となることを目指した勉強会です。

「LTに登壇してみたかったけど、ちょっと自分はまだ早いなぁ」と思っていた方向けに「LT初登壇枠」を設けております。 この機会にぜひ登壇してみてはいかがでしょうか?

このイベントはこんな方にぴったりです。

・聴講者:他社のデータアナリスト/データサイエンティストが何をやっているかを聞きたい方

・LT初登壇枠:何かしらの勉強会で登壇をしたいと思っていたが、躊躇いがあった方

・ 全員:データアナリスト/データサイエンティスト同士の交流を広めたい方

参考情報 : 登竜門の意味とは? biz.trans-suite.jp

発表ごとのサマリー

時系列で発表のサマリーと所感をまとめていきます.発表資料はアップロードされているものを載せさせてもらっています.

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レコチョクについて by 福治 菜摘美 さん

レコチョクのデータ分析基盤について by 佐藤 俊之 さん

福治 菜摘美 さんから「レコチョクについて」、佐藤 俊之 さんから「 レコチョクのデータ分析基盤について」のお話がありました.今回はデータ分析基盤にフォーカスした内容をサマリーで書きます.

サマリー

  • レコチョクのデータは以下の3つのシステムから収集している
    • 音楽配信サービス
    • 音楽体験サービス
    • 楽曲管理システム
  • レコチョクさんのデータ分析基盤は AWS を採用している
  • バックエンドやフロントエンドから得たデータを S3,Kinesis Data Streams に流し,Redshift へ加工したデータを取り込んでいく.
    • Redshift に入れたデータはBI/分析/レポート出力/レコメンドに使っている
  • データ分析基盤の役割は3つあり,データ収集 / データ加工 /データ活用 となる
  • 現在のデータ基盤と未来のデータ基盤について
    • 現在は,サービス追加以外はほとんどなく定常運用は全て自動化が済んでいる
      • BIツールとして Domo を利用し,他の部署の人もデータを使えるようにしている
    • 今後はデータ分析データ活用へ注力していく

若手LT枠

Data Science APIの紹介 by 吉永 尊洸 さん

サマリー

  • LINE の「Data Science API」について
    • 広告サービスのデータアナリストによって開発された API
  • Data Science API」とは分析の知見を API(RestAPI) 化して誰でも使えるようにしている
    • モチベーションとして,利用者がデータアナリストを使わなくてもやりたいことに注力できる環境をつくる

*「Data Science API」は Python + FastAPI で開発し,コードを GitHub に PushしたらCIで 静的解析/テスト後デプロイ.デプロイ後はユーザーは利用できる

  • API活用事例
    • Anomaly Detection : 広告KPIの異常がないかを確認している
    • KPI Prediction : BIツールをつかってデイリーで予実レポート配信し、事業管理で活用
  • APIを作ってよかったこと
    • 必要な時に必要なサービスを届けられるようになった
    • 特定な言語の異存はないので横展開しやすい
    • 同じようなコードを書かなくて良くなった
      • 自分たちの仕事を殺すかと思ったら分析者の生産性が向上!
  • 今後は横展開や機能追加・基盤整備を進めたい

発表資料

新サービス立ち上げ時における分析チームの役割 by 田村 壮慶 さん

サマリー

  • データ分析チームの立ち上げの話
    • 今は一人だけどチームと呼ばせてくださいwとおっしゃってましたが、新規プロジェクトで1人チームでいろいろとアクションされてるのはステキです!
    • ミッションは,「プロジェクトをビジョンに向けて推進するために各チームの意思決定をサポートする
      • 現状把握、仮説検証、改善提案を各チームを行う支援をしていく
  • 役割
    • 1 環境構築と運用;
      • データ活用フローの設計
        • 何故データを集めて何に使いたいのかを決めた
        • 無駄な運用をしないため自動化
      • 運用
        • 取得データは開発者ドキュメントで管理するような運用を行なっている
    • 2 各チームのPDCAサポート
      • ダッシュボードの作成
        • 作業依頼の窓口を統一化するために Slack チャンネルを統一化
      • データドリブンな環境づくりをしていこうとしている

LT初登壇枠

ゲーム会社で求められるデータアナリストの役割 by 金 鎮吾 さん

サマリー

  • 事業会社向けのデータアナリストの役割とは,先頭に立って周りのアクションを起こす人
    • データが使われないとデータアナリストの存在意義が薄くなるので,データ分析+データを活用できるところまで関わりビジネス問題を解決できるまで取り組むことがミッションと捉えている
  • 4つのアプローチでデータアナリストとしてのミッションを実現を目指した
    • 1 ビジネスの問題・課題の明確化
    • 2 関係者の業務の優先度を詳細化
    • 3 受け側のデータリテラシーを考慮する
    • 4 データ活用で成功体験をあたえたり,データリテラシーの向上と連携プロセスを確立し,データ分析の文化を作る

分析案件をやり始めたときに陥っていたことの共有と対策 by 長野 克也 さん

サマリー

  • 何故なんとなく分析してしまうか?
    • モデルの構築手法をどうやって選んだらいいかがわからない
      • 何故その手法が必要なのかを考えて学習する
        • 類似手法との比較,類似手法との違いは何かを理解する
    • モデルを選択後,何について考えればいいのかわからない
      • なぜ選択したのか説明可能な状態にする

発表資料

先輩枠

データアナリストに関する情報収集 by 後藤 亮介 さん

サマリー

  • ZOZO 研究所におけるデータアナリスト の仕事は ファッションを数値化していく仕事で,具体的には以下の業務に携わっている
    • BIツール分析,機械学習システムの設計・実装・評価
    • 新規サービスの ML 部分の相談窓口
    • 論文執筆、雑誌メディアへの寄稿
    • 採用面接への参加
  • 情報収集する理由として以下の理由がある
    • 問題に対する解決手段の選択肢を増やす
    • スケーラブルに仕事をするためにクラウドコンピューティングやマネージドサービスを使って効率的に仕事をする
    • 採用面接で試される
    • 研究者として論文を書くため
  • 後藤さんがよく読んでいるブログメディア
  • サブスクライバしているメルマガ
  • 論文
  • Google News

まとめ

Data Gateway Talk vol.4」の各発表のサマリーをまとめていきました.自分自身はデータ分析に興味をもって勉強し始めた身ですが,データを生かしてチームの意思決定,プロダクト,事業に関われるところが改めて魅力だと感じました.やはり普段の生活とは異なる世界の話を聞くと刺激をもらえます.知らなかった世界を知れて勉強になりました.今日もらったモチベーションをこれからの勉強の糧にしていきたいです.

発表者の皆さん,運営の皆さん,お疲れ様でした! 次回も楽しみにしています!!