継続は力なり

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「AWS Well-Architected Framework」で AWS 環境をチェックする

タダです。

みなさん、 AWS アカウントの運用をしていて定期的に環境のチェックをされていますでしょうか?

AWS Well-Architected Framework」を使うと AWS 環境の設計・構築を AWS のベストプラクティスに照らしてチェックすることができます。

今回、「AWS Well-Architected Framework」に関するトピックをこの記事にまとめていこうと思います。

AWS Well-Architected Framework とは

AWS Well-Architected Framework」とは、AWS 上でシステム設計・運用の経験則やベストプラクティス集です。

ベストプラクティスのドキュメントは、ホワイトペーパーにまとめられています。ホワイトペーパーは日本語訳版もあります。

AWS Well-Architected Framework」は5つの柱があり、以下の観点があります。

  • 運用上の優秀性」 : ビジネス価値を実現するためのシステムの実行・監視し、それらをサポートするプロセスと手順を継続的に改善する
  • 信頼性」 : インフラやサービスの障害からの復旧、必要に応じたリソースのスケール、設定ミスや一時的なネットワーク問題などの障害の軽減
  • コスト最適化 」: 最も安価にシステムを実行してビジネス価値を実現する
  • セキュリティ」 : リスクの評価と軽減戦略を通してビジネス価値を提供しながら、情報、システム、資産を保護する
  • パフォーマンス効率」 : コンピューティングリソースを効率的に使用する

これらの柱に沿ってシステムが構成されているかを確認していく形になります。

AWS Well-Architected Framework に全て従うと良いのか?

それではAWS の設計・構築において「AWS Well-Architected Framework」に全て従うのが良いのかというと、以下のように AWS より提示されてます。

ベストプラクティスを理解いただいた上で、皆様が「(ビジネス的な)判断をする」ことが重要

まずはベストプラクティスを理解し、潜在的リスクや改善点を明らかにして利用者がどうするかを判断することが重要になります。

AWS Well-Architected tool

AWS Well-Architected Framework」を使って判断するツールがホワイトペーパー以外に昨年の re:Invent でリリースされました。

AWS Well-Architected tool」という「AWS Well-Architected Framework」に沿ったセルフレビューサービスです。

サービスの利用料は、かかりません。

また、対応リージョンに東京リージョンはないですが、レビュー対象のリージョンに東京リージョンを選択可能です。

そのため東京リージョンで展開しているシステムのチェックを可能になります。

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aws.amazon.com

どのようにレビューするか

AWS Well-Architected Framework」の5つの柱に照らして、利用者が質疑応答に画面上で回答していきます。

現状、このサービスは英語でのみ提供されておりますが、日本語版で質問を確認したい方に質問集が提供されています。

興味がある方は、上記の質問集から確認してみてください。

まとめ

AWS 環境の設計・構築がベストプラクティスに照らしているかのチェックに使える「AWS Well-Architected Framework」を紹介しました。

AWS 運用していく上で、如何に AWS ライクな環境に最適化していくのかは恩恵を受ける上で運用の命題になってきます。

今回紹介したツールを使いつつ、環境をチェックし見直してみるのはいかがでしょうか?

参考情報

AWS の Black Belt Online Seminar シリーズは更新されて行っているので要チェックです。

www.slideshare.net

www.slideshare.net