継続は力なり

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SRE NEXT 2024 2日目参加レポート #srenext

タダです.

8/3~4にかけての開催の SRE NEXT 2024 の2日目に参加したので,この記事で簡単に感想をまとめます.

sre-next.dev

初日の参加レポート

sadayoshi-tada.hatenablog.com

セッションの感想

プロダクトのスケールによって顕在化しうるリスクをどう管理するか?

インシデント予防で週次のパフォーマンスレビューで怪しいメトリクスをチェックし,担当者が調査して翌週に報告してされていたそうです.課題として潜在的なリスク対応の埋もれ,対応の属人化,優先度の不明確さが挙げられ,それらを解決するためにシステムリスクレコードという取り組みを始められました。システムリスクレコードは Notion で課題を管理し,課題のインパクト,発生可能性,優先度を記載し,次回確認のタイミングを設定して課題を放置しない体制が築かれていると感じました.また,ポストモーテムとの連携も行うように組織で運用されていて,個人的に今抱えている課題と密接した事例発表でとても勉強になりました!

資料

500万人が利用する「友達と遊べるたまり場アプリ パラレル」におけるデータベース基盤の継続的改善

1日平均利用時間が3h超えで,週5以上アプリを立ち上げるユーザーが約7割というアプリのデータベースの課題改善に関する発表でした.データベースは MySQL を利用しており,改善点としてタイムアウト設定の見直し,サーキットブレーカーの実装とテスト,コネクションプーリングプロキシの導入が挙げられていました。知らない OSS を使っていたり高負荷に対する課題改善のプロセスを知ることができて勉強になりました.

資料

SREの技術トレンド2024 ①、②

オフライン限定のパネルディスカッションで SRE とプラットフォームエンジニアリングの関係性,LLMの活用方法,SRE as a Service の魅力やインシデントレスポンスの重要性,SRE に関するトレンドについて参加者との質疑応答を含めて楽しいセッションでした。特にSRE に関するトレンドでインシデントマネジメントの話がでてここに注力していかないとなと感じました.

開発チームへのディープダイブで見えてきた 顧客 = 開発者 の本当の課題

社内の PoC プロジェクトで開発生産性を高める必要があり,開発チームに課題をヒアリングをしたところ漠然とした不安や課題を抱いていることがわかり,開発チームに入って課題を対応していく事例発表でした。ディープ・ダイブによりチームの状況や課題が明確化され,例えばオンボードしながらリポジトリの整理や手順書の作成や開発に必要なテンプレートを提供したりされたそうです.使われないものや求めていないものを作ってしまっては負債化してしまいますし,何より開発者が喜ばないと思うのでこういった開発チームに寄り添う活動はすごく好きで聴講していて共感が多かったです.

資料

セッション以外の感想

初日に続き各社のブースを回り,様々な景品やノベルティいただいたりしました.初日にできなかったくじ引きもできたので満足.

イベント後の懇親会

RIZAPさんのイベントに参加してそこで知り合った方たちと二次会行ったら,別の場所で飲んでた人たちと合流しました.今までインターネット越しに見ていた人たちと話すことができてオフラインの懇親会ならではの良さを久々に感じることができました.最高.

rizap.connpass.com

まとめ

SRE NEXT 2024 の参加レポートをまとめました.コロナ以降今回のようなカンファレンス行ってなかったんですが,オフラインでしか得られない経験がたくさんできて良かったです.来年も日付や場所が発表されたので楽しみです!