タダです.
前回「Basic ハンズオン編」を終えたので今回は,「セルフBIサービス・販売管理ダッシュボード編」を取り組んでみたので学べることやハンズオンでどんな風にデータを可視化できるかをまとめていきます.
ハンズオン概要
「セルフBIサービス・販売管理ダッシュボード編」も3部構成になっています.
- 販売損益ダッシュボードの作成(予算売り上げ/粗利グラフ作成/売り上げ・粗利達成状況 KPI作成/売り上げ状況表作成/部門検索の追加)
- 販売明細テーブルの作成
- ドリルスルー設定
ハンズオンの概要としては次の通りです.
- 販売予算と実績データが入った
yosanjissekidata_u8.csv
と部門・親部門のデータが入ったbumonmaster_u8.csv
を結合したデータセットの作成 - 棒グラフ,KPI,ピボットテーブル,テーブルといった表示形式での可視化
- 条件式書式による表示データへのテキストやアイコンの色付け
- 可視化したデータの公開
- 特定の年度や特定の部署にフィルタリングしたデータの抽出・表示
- 販売損益ダッシュボートと販売明細テーブル間の関連のあるデータのみ絞り込んで表示したい場合におけるドリルスルー設定
ハンズオンで学べること
「セルフBIサービス・販売管理ダッシュボード編」を通して次のことを学べました.
- QuickSight でデータを取り込んで特定の年度の特定の事業部・部署・支店を絞って,データの可視化およびデータの色付け,データの公開方法
- 「Basic ハンズオン編」同様に QuickSight でサポートされている関数を使ってフィルタリングして見せたいデータを表示する方法
- 販売損益ダッシュボートと販売明細テーブル間の関連のあるデータのみフィルタリングする方法
注意点としてハンズオンの制約上 QuickSight を Enterprise Edition で実施する必要があります.QuickSight ユーザーが1人であれば無料枠内ですが,ユーザーを増やす場合は料金に気をつけつつハンズオンをやりましょう.
なお,学びではなく一部ハンズオン資料通りにうまくいかなかった部分がありました.ハンズオンに取り組んでいて yosanjissekidata_u8.csv
とbumonmaster_u8.csv
間のデータ結合が突然外れたことで,部門データからパラメータを作る時にデータが参照できなくなる事象に当たったので対処しました.ハンズオン上はデータの結合を外すような操作はしてないので通常は発生しないと思います.対応内容としては再度データ結合し直せば参照ができたので,同じ事象に陥った場合はハンズオンの冒頭に戻ってデータを再結合するようにしましょう.
どういう可視化を実現できるか
では,「セルフBIサービス・販売管理ダッシュボード編」のハンズオンでどんなデータの可視化ができるのかを簡単に見ていきましょう.
販売損益ダッシュボード
販売明細テーブル
販売損益ダッシュボードと販売明細テーブル間のドリルスルー
※2020年10月のデータをフィルタリングした場合
まとめ
「セルフBIサービス・販売管理ダッシュボード編」の概要,学べることとどんなビジュアライズを作れるのかをまとめました.2020年7月14日時点でのハンズオンを全て取り組んだので自分で用意したデータを可視化してみたいと思っており,次回は東京都が公開しているオープンデータが CSV 形式で提供されているのでこのデータを可視化していきたいです.