継続は力なり

タイトル通り定期的な更新を心掛けるブログです。

re:Inventにて発表されたサービスまとめ

昨日までやっていた、AWS世界最大イベント「re:Invent」にて発表された新サービスについて纏めていきたいと思います。

Amazon Auroraが東京リージョンで使用可能に!

Amazon独自DBでMySQLとの互換性がある、Amazon Auroraが東京リージョンでも使えるようになりました。
周囲の反応を見ていると、だいぶ待ち望んでいた感がひしひしと伝わってきます。
自分も使えるようになりたいものです。

改めて特徴を列挙してみます。
・3つのAZを使い、6多重のデータ書き込み
・ストレージはSSD
InnoDBMySQL互換
・ストレージは64TBまで自動拡張
・99.99%の可用性
・1秒単位のポイントタイムリカバリ
・RDS for MySQLからクリックでマイグレーション
Amazon Web Services ブログ: Amazon Auroraを東京リージョンでご利用頂けるようになりました!

Amazon API Gatewayも東京リージョンで使用可能に!

こちらも話題のサービスである、Amazon API Gatewayが東京リージョンで使えるようになりました。

API Gatewayを利用することで、特別な知識やスキルを必要とすることなく数クリックでAPIを定義し、変更したりデプロイすることが可能です

プログラマブルに使えるAWSにとって、APIを扱える重要なサービスで各サービスとの連携を促進すると思います。
Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】Amazon API Gatewayが東京リージョンで利用可能になりました

Amazon QuickSight

遂にでたBIツール
先日、とあるIoTとクラウドのセミナーに参加した時、セミナーに参加した企業様がデータを処理・分析するシステムと、
そのデータを表示するBIツールも揃えていましたが、AWSはEMRはあるけどデータを表示するサービス無いなと思ってたら出てきました。
AWSとしてIoTとしてのビジネスの可能性を強く感じてると思った発表の一つでした。

Amazon Web Services、 Amazon QuickSightを発表

Amazon Import/Export Snowball

データ移行支援ツール。テラバイトからぺタバイト級のデータ転送ができるとのこと。
コストも高速インターネットを使用した時に比べ、5分の1らしい。
AWSから専用のデバイスを受け取り、IPとクライアントのインストール等のセットアップを行います。
その後、データコピーを256bit暗号化されてデータを保管。
更に、ジョブを作ってデータインポート/エクスポート。


Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】AWS Import/Export Snowball – Amazon所有のストレージアプライアンスを利用して1週間あたり1ペタバイトのデータ転送を実現

Amazon Kinesis Firehose

Kinesisのストリーミングデータを処理するサービスがでていましたが、今回発表されたKinesis Firehoseでは更に簡単にストリーミングデータを処理できるとのこと。
ストリーミングデータをAWSにアップするが、アップ先はS3とかRedshift等。
操作はコンソールからCLIAPIでできる。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】Amazon Kinesis Firehose - シンプルでスケーラブルなデータ収集

AWS Config Rules

AWS Configにルール機能を追加。現状の構成がルールに合致しているかどうかをチェックできるようになったとのこと。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】AWS Config Rules - Dynamic Compliance Checking for Cloud Resources

AWS Database Migration Service

DBのAWSへの移行支援ツール
移行中アプリケーションは動作させ続けられ、移行先のDB側で移行中移行後の移行元のDBの変化がレプリケートされる。
Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】プレビュー:AWS Database Migration Service

AWS IoT

遂に来ました、AWSのIoTサービス!
やはり出してきたか!って思いました。

サービスの概念が個人的に特殊なので、公式から情報を拾ってみました。
・メッセージブローカー:
MQTTまたはHTTPでデバイスと通信を行う。

・ルールエンジン:
ルールとAWSサービス情報をベースにメッセージを変換する。

・デバイスシャドウ:
物理的なモノのステータス情報を管理する仕組み。
モノが常時ネットワークに接続されているとは限らないため、接続断の際にも外部からモノのステータスを参照できる枠組みを提供する。

・Device SDK
各デバイスのクライアントライブラリ。
暗号化されたAWS IoTのメッセージブローカーとの通信機能を提供する。

レジストリ
個々のモノを管理するためのデータベース。

このサービスと合わせて、IoTスターターキットを出すみたいです。
Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】AWS IoT コネクテッドデバイス向けクラウドサービス

AWS Inspector

自動化されたセキュリティ診断サービス。
Trusted AdvisorはAWSのサービス上のセキュリティ診断ツールと考えていましたが、このサービスはアプリケーションを診断するものみたいですね。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】 Amazon Inspector - 自動セキュリティアセスメントサービス

AWS Mobile Hub

AWSを使ったモバイルアプリの開発・テスト・監視を簡単にするサービス。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】AWS Mobile Hub – モバイルアプリケーションの構築、テスト、モニタリング

Amazon EC2 Container Registry

Docker registryマネージドサービス。
Docker!キタね!
年内に利用可能とのこと。

AWS | Amazon EC2 Container Registry | Docker Registry

Cloudwatch Dashboard

Cloudwatchメトリクスをチェックするためのダッシュボートを作成可能になったとのこと。
確かに、メトリクスは個々にチェックしていましたが、見たい情報だけを絞ってサマリーで見たい。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】CloudWatch Dashboards – メトリックビューのカスタマイズ

AWS Lamdaの機能追加

話題中の話題なサービス、Lamda!
サーバーレスな時代を築く、コアサービスと思っていますが、機能追加が発表されました。
以下、列挙します。

VPC サポート

・バージョニングとエイリアス
コードをアップロードすると自動でバーション番号を割り当て。S3みたいだ。

Pythonをサポート

タイムアウト時間を最大300秒に延長

・イベントをスケジューリング化:
LamdaをCron形式で指定可能。最短インターバルは5分。

・データソースの追加:
SES inboud mail
Cloudwatch logs
Amazon Connected Home
AWS IoT

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】AWS Lambdaのアップデート – Python, VPC, 実行時間の延長, スケジュールなど

Amazon ECSの機能追加

CLIでいじれるようになったり、Dockerコンテナ設定オプション追加されたり、AZを意識したスケジューリングが出来たりの機能が追加されました。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】EC2 Container Serviceアップデート - Container Registry, ECS CLI, AZを意識したスケジュリング、その他

EC2 インスタンスタイプが追加

めっちゃでかい2TBメモリを積んだ、X1インスタンスと、512MBメモリを積んだt2.nanoインスタンスが登場。

Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】EC2インスタンスのアップデート - X1(SAP HANA) & T2.Nano


以上がAWS re:Inventで触れられたサービスになります。
いやーたくさんの発表でしたね。
サービスのアップデートや追加が頻繁に行われるからこういう情報だけはキャッチして自分の引き出しに入れとかないとねと思います。