継続は力なり

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GitHub Actions の使い方を実践的に学べる『GitHub Actions 実践入門』を読んだ

タダです.

GitHub Actions が正式リリースされたので使ってみたいと思い「GitHub Actions 実践入門」を技術書典応援祭で購入しました.本書を読了したので,学べることと所感をまとめていきます.

技術書典応援祭 techbookfest.org

Booth miyajan.booth.pm

目次

本書の章立ては次の通りです.本編として150Pの内容です.

  • 第1章 GitHub Actions の基礎知識
  • 第2章 GitHub Actions の機能解説
  • 第3章 アクション
  • 第4章 サンプルレシピ
  • Appendix A コミュニティ

1章で GitHub Actions 概要,他の CI/CD ツールと比較しながら特徴,料金に触れ,2章以降で GitHub Actions の使い方を解説付きのハンズオン形式で学んでいきます.

本書で学べること

本書を通じて学べることを以下に列挙します.

  • GitHub Actions の構文を書いて,ワークフローを回す経験
  • 次の GitHub Actions の機能
    • ワークフロー内でのデフォルト設定
    • 環境変数
    • 秘密情報の管理
    • イベントのフィルタ
    • ジョブ間の依存関係の制御
    • マトリクスビルドの実践
    • スケジュール実行
    • 条件による実行
    • コンテナ内のジョブ実行/サービス実行
    • GitHub Actions でのキャッシュ機能
    • ビルド完了後の成果物(アーティファクト)の出力方法
    • イベントドリブンのワークフロー実行
    • ログをトリガーにしたコマンド実行
    • デバッグのやり方
    • GitHub Actions 権限制御
    • 自環境でのセルフホストランナー
    • バッジの埋め込み方
    • GitHub Actions の REST API の概要
    • 制限事項
  • オリジナルのアクション(JavaScript と Docker コンテナアクション)作り方,GitHub Marketplace への公開方法
  • 次のユースケース毎の書き方サンプル

読了後の所感

全体を通して,自分は業務では GitHub Actions を扱っておらず今回初めて触ったレベル感でしたが,まずそんな自分にも読み易い内容でした.また,2章は今後 GitHub Actions を使い続ける時に何度も立ち返って参照することになるだろうと思うほどたくさんの機能とその書き方・使い方の解説がされていたので初心者だけでなく中級者や上級者にとっても一読してみるのをお勧めしたい内容でした.更に,GitHub Actions ユースケースは特に使い始めていきたい人にとって具体的なイメージを作るのに有効で,普段の業務フローに組み込む時に役立つのではと思います.公開されているアクションを見ていると AWSGitHub Actions も公開されているので使ってみたいです.

関連リンク

github.com

そして,筆者宮田さんの本書の修正や追記も継続的に行われているのをみて学ぶ側としては本当にありがたい活動だなと感じます.

github.com

まとめ

GitHub Actions 実践入門」で学べること,所感を整理しました.本書は GitHub Actions を使い始めたい人,使い始めてからも2,4章は参照することは多くなると思うので既に使っている人も視野を広げる意味で一読するのをオススメします. 商業版の本も先週(2020/6/19)に発売されたばかりなので(出版おめでとうございます!)こちらも要チェックです 👀

www.kaizenprogrammer.com

www.amazon.co.jp