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Amazon ES のバージョンを6.3 -> 6.8 にインプレースバージョンアップグレードする

タダです.

Amazon Elasticsearch Service(先週 Amazon OpenSearch Service に名称が変更されました)のバージョンを6.3->6.8にアップグレードする機会があったので,この記事に設定を方法をまとめていきます.

バージョンアップ方法

Amzon ES ではインプレースバージョンアップグレードがサポートされており,今回はこの手法を使っていきます.

この新しい機能では、数回のクリックだけで、同じメジャーバージョン内での最新リリース (例えば 5.3 から 5.6 など) に、またはメジャーバージョンの最新リリースから次のメジャーバージョンの最新リリース (例えば 5.6 から 6.3) に移行できます

aws.amazon.com

インプレースバージョンアップグレード方法

次に,インプレースバージョンアップグレードを試していきます.テスト環境で画像のものを用意し,これをバージョンアップしていきます.

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バージョンアップの適格性の確認

いきなりバージョンアップするのではなく,バージョンアップの確認をしていきます.バージョンアップの適格性の確認を実行していきます.

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実行し,数分経つと処理が完了します.結果,6.3->6.8へのバージョンアップは問題なく実施できそうなことを確認できました.

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インプレースバージョンアップグレードの実施

事前確認が終わったのでインプレースバージョンアップグレードを行なっていきます.バージョンアップが始まると,バージョンアップの適格性の確認->スナップショットの取得が走ります.

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スナップショット取得後,バージョンアップが走ります.自分が見ていた感じては,30分以内に処理が完了しました.

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バージョンが6.8に上がっていることも確認できました.

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注意点

注意すべきは,AWS のブログにも記載ありますが,アップデートが走ったら止められず完了するまで待ち,その間はドメインの変更ができないことです.

アップグレードプロセスは取り消すことができないので、一時停止またはキャンセルすることはできません。アップグレード中は、ドメインの構成を変更することはできません。実際に、コンソールはクラスタ上の構成変更を呼び出すのに使用できるボタンをすべて無効にします。ドメインは、インデックスの読み書き操作に使用できるため、サービスのドメインとやりとりすることは可能です。

まとめ

Amazon ES のバージョンを6.3 -> 6.8にインプレースバージョンアップグレードで行いました.ボタンを数クリックでバージョンアップが完了したのはプロセスが簡略化されててありがたい機能です.