タダです.
Datadog の年次カンファレンスが6/10,11で開催されました.そのキーノートで発表された機能が以下のブログで発表されたのですが,気になるアップデートがたくさんあったので整理のためにまとめてみます.
発表された機能の概観
キーノートで発表された機能を概観できるページがあるので,まずは左記ページを見てもらうのが良いです.以下では項目ごとに概要の整理と関連記事をまとめます.
AIワークロードの監視と保護
- Datadog LLM Observability の新しい実行フローチャートの可視化
- LLM Experiments
- AI Agents Console
- 利用状況: プレビュー
- 概要: AIエージェント(OpenAI の Operator/Cursor/Github Copilot/Agentforce など)の動作と相互作用を監視し,エージェントのアクション,セキュリティとパフォーマンスに関する洞察,ユーザーエンゲージメント分析,ビジネス価値を一元的に可視化します.
- GPU Monitoring
- Datadog Data Observability
ログの効率的な保存とクエリ
- Flex Frozen
- 利用状況: プレビュー
- 概要: すべてのログを1つのプラットフォームにコスト効率よく一元化し,外部ストレージソリューションの管理オーバーヘッドやコンテキスト切り替えの必要性を排除します.ログを最大7年間,リハイドレートなしで検索可能な状態で保持し,監査や長期分析に役立てることができます.
- Archive Search
- Bits AI Data Analyst
- 利用状況: プレビュー
- 概要: Datadog Notebooks 内で自然言語とAI駆動のガイダンスを使用し,データを探索し,問題を調査し,レポートを会話形式で生成できるようにします.
複雑なデータセットの分析
- Datadog Sheets
- Analysis Features in Notebooks
- 利用状況: プレビュー
- 概要: Datadog Notebooks内で直接複数ステップのクエリ,変換の適用,結果の連結を柔軟な視覚的インターフェースで実行できる高度な分析機能をサポートします.
ソフトウェアデリバリーとインシデント対応の加速
- Datadog Internal Developer Portal(IDP)
- 利用状況: プレビュー
- 概要: 開発者が共有されたエンジニアリング知識を迅速に追跡し,一般的な本番タスクをセルフサービスで実行し新しいサービスコードの本番準備状況を評価するのに役立ちます.Backstage のようなポータルが Datadog 内で提供されるようです.
- インシデントレスポンスの新機能
- 利用状況: プレビュー
- 概要: Datadog On-Callおよび Incident Responseの新しい機能は,AI音声エージェントによる迅速な問題把握と電話からの直接アクション,関連するコンテキストに直接ジャンプし,他の対応者と素早くコミュニケーションを取ることができます.また,対応の進捗状況を自動的にユーザーに更新するステータスページによってインシデント管理をシームレスにします.
- ステータスページを Datadog だけでホスティングできるのは嬉しいですし,カスタマイズ性や使用できる言語は気になるので使ってみたいです.
- APM Latency Investigator
- 利用状況: プレビュー
- 概要: 分散システムにおける応答時間の増加の起源を自動的に調査します.トレースを比較し,変更追跡,DBM、プロファイリングシグナルを相関させることで手動でデータを結合することなく根本原因を迅速に特定し,影響範囲を理解するのに役立ちます.
- Proactive App Recommendations
- 利用状況: プレビュー
- 概要: APM,RUM,Continuous Profiler,Database Monitoring からのテレメトリを分析し問題を自動的に検出し,実行可能な修正を提案します.
適用されたAIによるワークフローの簡素化
- Bits AI で自然言語を使って Datadog アプリを高速構築
- Bits AI SRE
- 利用状況: プレビュー
- 概要: アラートを自律的に調査し,インシデント対応を調整するように構築された AI オンコールチームメイトです.インシデントの一次対応調査に役立ちそうです.
- Bits AI Dev Agent
- 利用状況: プレビュー
- 概要: テレメトリデータを自律的に監視し主要な問題を特定し,本番環境に対応したプルリクエストを生成することで開発者の生産性を回復させるAI搭載のコーディングアシスタントです.リアルタイムのログ,メトリクス,セキュリティシグナル,ランタイムコンテキストを使用してチーム標準に合わせたターゲット化されたテスト済みの修正を提供します.
- Bits AI Security Analyst
- Action Interface
- 利用状況: プレビュー
- 概要: ワークフローやアプリを必要とせずに Bits AI を使用してチャットからインフラストラクチャに対して安全で監査されたアクションをトリガーできるようにします.サーバーを再起動したり,キャッシュをフラッシュしたり,ユーザーアカウントを隔離したりするなどの操作を数秒で安全かつ制御された方法で実行できます.加えて操作は Datadog Audit Trail に記録されます.
- Datadog Cursor Extension
- Datadog remote MCP Server
まとめ
DASH 2025のキーノートで発表された機能が数が多いためさらってみました.Bits AI 関連の機能が多く発表されていたり,ログマネジメントやインシデントレスポンスの追加機能がでてきてワクワクする発表が多かったです.