タダです.
Mackerel との運用の中で DevOps や障害対応から改善につなげる活動を今後もつなげていきたいと思い,事例をきける「Jira / Confluence × Mackerel で実践! 運用しながら改善していくDevOpsのはじめかた」のウェビナーに参加したのでレポートとしてまとめます.
ウェビナー概要
本ウェビナーは Zoom にて以下のアジェンダで行われました.
ご挨拶・講師紹介
アトラシアンの調査から見るDevOpsの現状と課題(アトラシアン)
障害対応から改善につなげるDevOpsへの取り組み方(はてな)
Q&A
聴講の目的
本ウェビナーを聴講しようとした目的は冒頭で記載したように DevOps や障害対応から改善(ポストモーテム)の事例を聞きたいと思ったためです.今回は Atlassian 社とはてな社の事例を聴けるというところで2社の取組みを参考に自身の業務の中に取り込めるものは取り込んでいきたいと考え参加しました.
アトラシアンのセッションでは、運用チーム視点のDevOpsについて、アトラシアンが開発者やIT部門の意思決定者を対象にしたアンケート結果を基に、現状と課題、そしてアトラシアン流の解決策をご紹介します。
はてなのセッションでは、より具体的なDevOpsへの取り組みのポイントを「障害対応から改善」を軸にしたストーリーでご紹介します。チーム内の情報格差をなくして、全員で同じ情報を共有しながら運用・改善を実践するためのMackerelとOpsgenie、そしてConfluenceの使い方をご案内します。
ウェビナーメモ
アトラシアンの調査から見るDevOpsの現状と課題
DevOps が話題に上がっている経緯や下記の Atlassian 社による DevOps に関する調査からの考察,Atlassian 社のツールを DevOps の実践で取り入れた場合どのツールを使うかといったお話が聴けました.個人的には OpsGenie が Mackerel と連携ができるのでアラート管理が必要なほどシステムもチームもスケールしてきたときに有効活用していきたいと感じました.
調査の中で DevOps に必要なのはコラボレーションであると出ていたのは納得でした.やはり Dev と Ops のチームが別々の方向を見て仕事をするのではなく,共通の方向性を見て仕事をしていくことでソフトウェアの価値を顧客に届けることにフォーカスできると思います.Atlassian 社では Team Playbook というのを無償公開してチームのコラボレーションを強くするためのツールを提供しています.これを使ってコラボレーションの文化醸成を図るのに活用してみるといいかもしれないと感じました.
また,調査には DevOps の成功指標をアンケートした結果があり,次のような指標が上がっていて興味深かったです.アジャイルやスピード感を持ったソフトウェアの提供を反映した結果として出ているなと感じます.
- デプロイ頻度
- 平均復旧時間
- リードタイム
- 変更失敗率
障害対応から改善につなげるDevOpsへの取り組み方
はてな社の障害対応から改善につなげていくための事例が気になり,聴講しました.はてな社で Mackerel のアラートが Slack などに通知されたことで障害発生を感知 -> チームで共同で障害対応 -> 振り返り-> 改善というサイクルで取り組みを行っています.特に障害対応時は障害対応テンプレートを用意しており,そのテンプレートを使ってリアルタイムで状況をアップデートしていくことを大事であるとおっしゃっていました.それはメンバーがリアルタイムで状況を把握し,同じドキュメントを見て目線を揃えて障害対応をあたる必要があるためです.自分の業務でも Mackerel 導入と合わせて障害対応テンプレートを用意して共通のフォーマットでリアルタイムで編集可能なツールを使ってフローを作ろうとしているので参考になる情報でした.
また,本発表では触れられませんでしたが Mackerel の開発チームでは障害対応演習を行っていることが「WEB+DB PRESS Vol.119」で特集されていました.今年になってリモートや在宅勤務も多くなった人も多いと思いますが,社員のロケーションを気にせず業務を行えるように配慮した事例が紹介されていて開発チームとの関わりでやっていきたいと思っており,開発チームからも障害対応のリハーサルやることを賛同を得られているので計画して行っていきたいです.
- 発売日: 2020/10/24
- メディア: Kindle版
まとめ
ウェビナーを聞いての所感を中心にまとめていきました.業務上開発チームとのやり取りがあるし,運用上協力をし合ってメンテナンスをしているので今回のウェビナーで聞いたコラボレーションのツールや事例を参考に運用フローを作っていけたらと思います.